空気清浄機を貰った 4 (最終話+おまけ)

(前回のお話)

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エレベータが到着したので、深い悲しみに沈みつつも(大袈裟)顔を上げると、光の中に黒い影が。

管理人さんだ!!!
なんてミラクル!!!

事情を話し、友人の部屋を教えてもらう。本当に助かりました、ありがとうございます!とお礼をして、友人の部屋へ向かう。その部屋はやはり2階で、管理人室の存在を教えてくれたナイス青年と会う前にじわっと睨んでいた部屋だったではないか。

ナイス青年、私が探していた友人は同じフロアでしたよ!すげーいいやつなんだよ!是非紹介したい!(すぐ引越しちゃうけど)

早速そのインターホンを鳴らすと不思議そうな顔で友人が現れる。

「何で判ったの?」

そこで私は友人に全ての事情を話し、がははと笑われ安心し、やっと目的を果たす事ができたのでした。

あのマンションで出会った、そして助けていただいたみなさんに感謝感謝です。

閑話休題

帰ってすぐ2階の寝室に設置して、ひとしきりあれやこれやのボタンを試し、ほほう、今使っている空気清浄機とはパワーが違いますなパワーが、などと一人ごち、急激清浄みたいなボタンを押して階下に。

その日は早く帰れたし仕事も忙しくなかったので、晩御飯を作って晩酌した。いろんな事が起こったからか、少し疲れたので早めに眠ろうと寝室に上がると、クリーンになっている筈の部屋が、タバコ臭い!

そうだった、やつは喫煙者だった。。。

貰ってきた空気清浄機を止め、タバコ臭いフィルターを外してしばらく窓を全開にした。ひえー真冬の京都はめっちゃ寒いダス!

ある程度換気が終わったところで、結局前から持っている空気清浄機をタバコモードにして稼働させながら眠るというオチまでついたのでした。

ちゃんちゃん。