バンダイが、なぜか触っている感じがする「ツッツキバコ」発売
「バンダイ」が、なぜか触っている感じがする「ツッツキバコ」発売:
バンダイ「ツッツキバコ」公式サイト:
http://www.asovision.com/tuttuki/
「バンダイ」が「ツッツキバコ」という名前のおもちゃを発売します。
箱の中に指を突っ込んで、その前面部に表示される画像を触っているような感覚を楽しむおもちゃです。
このニュースを聞いて、この本を思い出しました。
幽霊、ゴースト、ファントム、などに興味があったときに読んだ、幻肢について書かれた本です。
脳が補完しているイメージ(画像だけにとどまらず)は、すごいものです。事故などで失ってしまった手足が痒いと感じてしまうのです。
また、この本で紹介されていたかは覚えていませんが、ある心理学の実験を思い出しました(OTですが、「実験 ゴム 手 痛い」でヒットした!すごい!笑)。
「ゴムの手の錯覚」:
http://wiredvision.jp/news/200809/2008090323.html
以下、引用。
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この錯覚実験では、被験者の手は隠され、代わりにゴムの手が、自分の手のように見える位置に置かれる。被験者はそれが偽物であることは承知している。しかし、両方の手が筆で同時になでられるうちに、「見たもの」と「感じたもの」が曖昧になってくる。
そして突然、ゴムの手が自分の手のように感じられるようになる。意識上は正しくないとわかっているのだが、それでも関係ない。ゴムの手に危害が加えられそうになると、被験者は錯覚によって、まるで自分の手に危害が及ぶかのような反応をする。
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で、ツッツキバコに話を戻すと。
対象年齢は12歳以上となっていますが、それにしても意外と高いです(3,990円)。
価格設定もですが、ターゲットがどのへんなのか気になりました。(我々のような)OLが、気分転換にツッツキバコに指を突っ込んだりするんでしょうか。
今までの幻肢の知識からいくと、ツッツキバコは楽しいというより気持ち悪いんじゃないかと思っています。無邪気な体験は論を超えるのか、おもちゃやさんででも試してみたいところです(買いたくはない)。