"thank you"

現在名古屋で開催中のドラリオンを観てきました。

もし迷っておられる方がいらっしゃったら、是非会場に足を運んでみて下さい!

私が観たのは昨日の日曜日で、会場はがらがらというわけではありませんでしたが、当日券は販売されていたようでした(当たり前ですが、必ず当日券があると私が保証する事はできませんので、そのあたりは自己責任でお願いします)。

すごかったです。エンターテイメントです。上海雑技団もあんなにスタイリッシュになるのですね。演出の妙を見たような気がします。

演劇だろうがミュージカルだろうがサーカスだろうが、私はああやって一生懸命な人をみるとすぐに涙が出そうになるのですが、今回一番ぐっときたのは垂直に立った棒のうえで軟体技を披露する小柄な女の子で、もうほんとにぐっときまくりで、パフォーマンスをしている数分間、ずっと片手で自分の体を支えつづけ、観客に感動を与えてくれるのでした。

幼い頃からああやってトレーニングするのが良いのか悪いのか賛否両論あるでしょうが、そうやって訓練されてそれが人に感動を与えるのであれば良い事じゃないのか(中国以外ではそのやり方は難しいんでしょうが)と思いました。本当に素晴らしい技です。

あと、観ていて楽しかったのは布をつかったパフォーマンスです。その布は天井から吊るされていて、その布を掴んだり体に巻きつけることによって、布に体を固定します。さらにその布自体が上に引っ張り上げられたりすることで飛んでいるように見えます。そのパフォーマンスでは恋人達の離別を表現しているのですが、本当に美しかったです。私があともう20歳若かったら、あれやりたい!といっていたかもしれません。笑

余談ですが、従来はサーカスというと動物くさいというイメージがありましたが、まったく動物は出てこないので臭くないというのも良かったです。笑

母と私は最前列で観ていたのですが、ショーが終わって、最後にパフォーマー達が挨拶に出てきたときに嬉しくってめっちゃ拍手してたら、私の前に立っていた一人のパフォーマーがこちらを見て口ぱくで"thank you"と云ってくれて(声は聞こえなかった)それもとても嬉しかったです。粋な事してくれますね。

こちらこそ"thank youだ!イエー!"と伝えていたらよかった、しまった!と後で冷静になってから思ったのですが、伝わっていたからそう云ってくれたのかな、とも思いました。いやあ、本当に楽しかったし嬉しかったです。

弟夫婦が観に行こうと取っていたチケットが、ヨメの都合が悪くなってしまい、うちの両親に廻ってきたが父が風邪でダウンしてしまったため私のところへやってきたという事情があって、ひょんな事から頂いたチケットでしたが、本当にいい体験をさせてもらいました。

次回作が日本に来た際には、今度こそ家族みんなで行きたいなあと思いました。

このひょんな事を起こしてくれたみんなにthank you、そして素晴らしいショーを見せてくれたシルク・ド・ソレイユの皆さんにもmerci beaucoup!!!

ありがとう!