花供養

先週の日曜日、近所の寺でおいらん道中が
あるというのでに早起きして出かけた。

お茶券を持たない人は寺に入れないとの注意
書きがあり、当日券も販売しているという。
しかも5000円也。

普通に観光でその辺の寺を回っていた家族
連れも高い、残念と口にして、写真を撮って
寺を後にしていた。折角こんな遠いところまで
来て、見られないってほんと口惜しいですよね、
と心の中で同調。

私も当然口惜しかったので、持っていった
カメラで参道の脇にある満開の桜をバックに
お茶代5000円の看板を撮った。

庭だってそんなに広くないし、特別美しいと
いうこともなかったよな、と、去年両親と
この寺を訪れたことを思い出し、口惜しさを
紛らわす。

そんな私の脇を和装の老女が通り過ぎる。
スーツを着た小さい子供連れの家族が通り
過ぎる。

軽く敗北感を覚えつつも、場に間に合った事に
満足して踵をかえす(中には入れなかったけどね)。

そういえば、この寺で駐車場借りようかと
思って問い合わせしたときも、対応が横柄
だったのを思い出して、こういうのって
出てしまうんだな、と思った。

ほんとに供養したいのかよ、と思った。